アメリカの高校生が読んでいる経済の教科書

アメリカの高校生が読んでいる経済の教科書

アメリカの高校生が読んでいる経済の教科書

[内容]

アメリカの高校生が学ぶ、実用性の高いパーソナルファイナンスについて。



[感想]

パーソナルファイナンス、と謳われているけど、実際には普通のマクロ・ミクロ経済学のほんの初歩的な内容ばかりです。『アメリカの』
ってのも曲者で、アメリカも日本も習う経済学は一緒なんだよなぁ・・・。これは本の名前にやられたな。一応、知らなかったことと、少しだけパーソナルファイナンスっぽいとこは抜き出しておいた。



[概要]

商品を生み出すのに必要な3つの生産資源(生産要素)=土地+資本+労働

機会費用:あるものを手に入れるのにあきらめた次善のもの

インセンティブ:報酬やペナルティで、ある活動への人々の関わりを増減させること

予算制約線と無差別曲線(満足度)を重ね合わせれば最適消費点が分かる。

自発的取引はすべての交換者が利益を期待できる場合にのみ発生する。

お金は効率の良い取引方法の道具



お金を借りる人の信用:3つのC

人格(Character)+返済能力(Capacity)+担保(Collateral)



当座預金:企業が小切手、手形を使った取引をするのに使う、利息は付かない

投資では、家計はそれまでの信用が重視、企業は将来性が重視される。

信用制約:いくら信用があっても、通常は土地評価額の70%を目安に投資額が設定される



政府にはできない物価の安定という目的で中央銀行が金融政策を担当する。

日銀が誘導するコール市場金利短期金利、1年を超える長期金利はリードできない。

長期金利短期金利の影響を受けつつ、市場の需給関係で決まる。

公開市場操作中央銀行は、市中銀行との国債の売買を通して、市場の通貨供給量をコントロール



ベースマネー:もともと世の中に出回っているお金の総量

マネーサプライ:信用創造機能のあとに増えたお金



インフレの公式:インフレは金利を上げる

    銀行はインフレ率を上回る金利にする。

    中央銀行はインフレを抑えるために金利を上げ、通貨供給量を減らす。



金利と株式の公式:金利増で株価低下、金利減で株が上昇



不景気の時には国債の人気は上がり、景気のいい時は国際の人気は下がる。

国債の利回りは国債の価格と逆の動きをする。