セルフトーク・マネジメントのすすめ

セルフトーク・マネジメントのすすめ

セルフトーク・マネジメントのすすめ


[内容]

人の感情、行動とそれを引き起こす刺激の間には、ある一定の間(セルフトーク)が存在する。これを捕らえることでセルフマネージメントをする方法。



[感想]

セルフトークという発想はなかったわ!確かに自分の怒ったり、悲しんだりするときを思い出すと、感情が動く前に、自分に話しかけてる気がする。これは、簡単に変える努力を続けられるし、非常に役に立つと思う。実践しよう!瞑想やらなにやら、途中に出てくるちょっと怪しい所は無視。



[概要]

人の感情・欲求の発現の前には、その引き金となるセルフトークが存在している。

「形にならない」セルフトークも、少しずつ人の身体に影響する。

セルフトークアイデンティティ(自分にとって非常に重要なセルフイメージ)を守るため生まれる。



アイデンティティ、価値観、世界観といった、セルフトークを生み出すものを『ビリーフ』という。



刺激⇒【ビリーフ】⇒セルフトーク⇒感情⇒行動



ビリーフを変える:自己啓発セミナーなど⇒日本人は抵抗有

感情を変える:ポジティブシンキング、アフォメーション⇒「ダウト」に負けやすい

行動を変える:認知行動療法⇒独力では難しい



セルフトークA(Automatic):感情を起こす、反応を導く。ネガティブなものを指すとする

セルフトークB(Bear):理性を起こす、対応を導く。有用なもの



反応による行動:「自分のために戦う」か「逃げる」

対応による行動:「相手のために何ができるか」



セルフトークマネジメントの4つ=「変える」「使う」「減らす」「なくす」



1.セルフトークを変える

セルフトークは変えられると知るだけで良い。

・まず、自分のネガティブ、セルフトークAを認識する

・そして、それをセルフトークBに置き換える



回数をこなすうちに、その瞬間にどのようなセルフトークが流れていたか認識できるようになる。

一日の終わりに、その日の様々な場面でのセルフトークを日記に書きだすのもいい。



セルフトークBを生み出す自分への質問

1.肯定質問・自責の質問

2.相手の背景を探る

    どんな人と接するときも、相手の背景を考える

3.視点を変える

    アクセスできなかった所へアクセスできる。

声に出したり、紙に書くことも、質問の影響力を強めるのに有効



セルフトークAの種類

1.もし〜しなかったら?

2.どうしてこんなことに?



2.セルフトークを使う

セルフトークBを意識的に生み出す

不得意な領域において、悩む(セルフトークA)に終始してしまいがち



・セルフトークA?それともB?

・セルフトークBの領域では実際どのような質問をしている?

・不得意な領域を見つけ、そこではどのような質問を立てられるか



セルフトークは使い続ける。

分かった、と思ったときから成長が止まる。

セルフトークAとの対比で、続けやすい。



自分の強さにスイッチを入れるセルフトークBを用意しておく(「逃げない」「Fear into Power」など)

ポイントは、どの場面でどのセルフトークを使うか決めておくこと。

ルーチンに繰り返すことで、成功体験と結びついて蓄積される。



否定文は、否定されている対象を呼び起こす力がある。

⇒あえて使って逆説療法

セルフトークAの兆し(緊張する)を感じたら、セルフトークB(緊張しろ!)で対応、自分を客観視する。

セルフトークAを『やめる』のでなく、『うまくする』のが大事

社是や社訓、目標にも、これを応用



3.セルフトークを減らす

セルフトークAを認識・言語化すれば、それはただの課題に過ぎなくなる。

これを1個ずつ消す⇒瞑想



心と体を整える

ストレス:

なくそうとするのでなく、自分の状態を認識するのが大事。

数値化すると自分の中で自動矯正が起こる。

どんなに大変でも、自分で解決できると思うことで、内面が安定する。



絶対に失敗しないこと、を粛々と行うことでセルフトークAを減らす。



アイデンティティの理解

アイデンティティとは他人との「間」に過ぎない。固執しすぎるべきでない。

まとうものであり、セルフピュアは傷つかない。



「自分のため」はセルフトークAを生む。

「相手のため」でセルフトークB。(プレゼンはどのようにしたら理解しやすいか、など)



プレゼンでセルフトークA(緊張)を防ぐには、原稿を「自分の言いたいこと」で埋め尽くす。

期待は無意識にしてしまう。これが裏切られたらセルフトークAが生まれると知っておく。



他人に張ったレッテル(概念化してしまう)がセルフトークAを生み、長所が見えなくなる。

どこでそう思ったのか、判断の基準を導くデータはあるのか、それは覆らないのか。



「未完了」はセルフトークAを生む。

人間関係の未完了はうまくいかない。

人を動かすには、決して対話を先延ばしにしないこと。

その他、健康、お金・仕事、環境なども。



4.セルフトークをなくす

フロー:セルフトークBで埋め尽くす

ゾーン:セルフトークをなくす



なくすには、結果や目的でなく、プロセスを重視する。

1.行動をセルフトークが発生しないレベルまで還元。

2.還元した行動は、そのものを結果や目的とし、楽しめるものであること。



「時間を忘れる」感覚を先取りすること。

「好き」は具体的には作業のどこにあるのか?その「好き」を他の作業に広げられないか?